姿形美しき(うるわしき)はよろし
才能豊かなるもまたよろし
然し更によろしきは
深き愛の心なり
報いを求めざる愛は光なり
光は世を照らす
たとえ姿形備わずとも(ととのわずとも)
才能貧しかるとも
愛の心深き人は
まこと神の子なり
偽善は愛ならず
自らの光を蔽う業(おおうわざ)
本心は神のみ心なれば
裸心こそ愛の湧き出ずるところなり
自己をかばいて闇に陥るな
自我に溺れ権威を誇るのものはやがて滅び
愛の光一元なる神の子の世は開くなり
(五井昌久 『平和讃』所収)