spireal’s diary

世界人類が平和でありますように

神様に生かしていただく

 

守護霊守護神が体を動かしている

 人間はふつう誰でも肉体が自分で動いていると思うでしょう。それはとんでもないことで、肉体がこうして動いていることは、守護霊、守護神が肉体を動かしていることなんです。

 心臓を自分で動かせるものじゃないし、肺臓よ動け、といって動かせるものじゃない。五臓六腑は全部、自分が知らないのに働いていてくださるんです。それと同じように、人間のこの世の生活というものも、自分でやっているように思うけれど、実は神様のほうで、その人の過去世の業にてらして、ふさわしいように生かしてくださるわけなのです。

 いいかえますと、今こうして生きていらっしゃる皆さんを初めすべては、過去世の因縁因果のその集積として、その結果として今の環境があり、今の身分があり、今の智恵才覚があるわけなのです。それで現在はどうしているかというと、神様の力(智恵も才能も)がそのまままっすぐに降りてきているわけなのですが、その神様の折角の智恵才覚を、過去世の業因縁、間違った想いが覆ってしまって生かしていないわけなのです。

 そこでお釈迦様は、本当に悟るためには空(くう)にならなければいけない、と説かれたのです。小智才覚で想いが乱れる。それを自分だ自分だと思っている。その自分だ自分だという想いをなくせ、空っぽにしろ、と坐禅観法を教えたわけです。おれの智恵だ、おれの才覚だ、おれはこうだというのは邪魔なんです。それを無くして空(くう)になりますと、毎日、瞬々刻々流れてきている神の智恵や才能がそのまま現われてくるわけなのです。

 それがわかると世の中はいいんだけれど、それがわからない。わからないから国と国とでも、お互いがにらみ合い、疑い合い、今に騙されやしないか、攻められるんじゃないか、というんで軍備増強に狂奔(きょうほん)したり、策戦をねって政治をするわけです。本当はそういうことは必要ないんです。ところが人類の大半はわからない。

 そこで神様はいろんな聖者を出して、小智才覚はだめなんだよ、いつも神、仏があなた方を守って、あなた方の生命、あなた方の生活を保障しているんだから、そのまま任せておきなさい、と教えた。空の鳥を見よ、というイエスの言葉があります。播かず刈らず倉に収めず、けれどちゃんと育っている、養っているということなんですよね。そういうと、「そんなこと言ったって、俺が考えなくちゃ何も出来ないじゃないか」という。俺がやらなきゃ、というけれども、俺がやるんじゃなくて、神様のほうからやると”俺が、私が”といっている何層倍の力、成果がそこに現われてくるのです。

 

神様に生命を投げ出す練習を

 皆さんは肉体でやろうやろうと思いなさんな。肉体の智恵、力でやるんだ、ということは一切捨てて、この世に生まれたのは神様が生んでくださったんだから、生活するのもあの世に行くのも、みんな神様がやってくださるんだから、神様にすっかり任せましょう。しかも祖先の悟った霊の守護霊さんが守っているし、また守護神さんも守っていらっしゃるんだから、みんな神々にお任せしましょう、といって全部投げ出しちゃうんですよ。

 投げ出す練習をしなきゃいけない。そうすると100パーセント投げ出さなくても、50でも60でも投げ出すと、それだけの力が倍加されます。

 肉体的に力んだら駄目なんです。何でもかんでも神様にやっていただく。この肉体は神様の器ですからね。人類が40億ある。それが全部神様の光の器なんです。それを業の器にしちゃっている。黒雲の器にしているんです。それを神様の器に変えるために、世界平和の祈りがあるわけです。

 世界平和の祈りを日々(にちにち)、瞬々刻々やっていますと、自分の身体が神様の器に変わると同時に、そのまま光の放射体になって、地球世界に光を放射していることになるわけです。

 だから、いつでも常に常に、自分が生きているんじゃなくて”神、我と倶(とも)にあり”、神様が自分たちを生かしてくださっているんだ、いつでもいつでも守護霊、守護神さんが守っていてくださるんだ、左の足を一歩進めるのも、守護神さん、右の足一歩歩むのも守護神さん、手を振るのも守護神さん、なんでも守護神さん守護霊さんがやってくださるんだ、と思うことです。

 

天命が完うされますように、という祈り

 これは自分ばかりじゃなくて、相手に対しても他人に対しても、守護神さんがいらっしゃってやってくださっているんだな、今、あの人は悪いことをなさっていらっしゃるけれども、あれは過去世の因縁が消えてゆく姿として現われているんで、一日も早くあの方の過去世の因縁が消えますように、守護霊さん守護神さんよろしくお願いします、というように思うことです。

 罪は罪、悪は悪です。しかしそれはあくまで過去世のものが悪いんで、過去世の因縁の消えてゆく姿で、今のその人じゃないんです。今のその人は神様の子です。みんな神様の子なんですよ。

 でもこの世の中には、神様の子ではない、悪魔の子みたいなのがいるでしょう。それは過去世の因縁が悪魔の顔をさせて現われている。それを悪魔だと思ったら、この世は悪魔になっちゃいます。あっ悪魔が消えてゆくんだな、消滅してゆくんだな、それは中の守護霊守護神さんが悪魔を引き出して消してくださっているんだな、どうか早く悪い姿が消えますように、そして一日も早く神様のみ心である、あの人の魂が光り輝きますように、言い換えれば、あの人の天命が完うされますように、そういう祈り言(ごと)にかえるわけね。私どもの天命が完うされますように、あなた方の天命が完うされますように、すべての天命が完うされますように、世界人類が平和でありますように、という祈りになるわけです。本当に真理を知ると、自然とそうなってゆくわけです。そうやって生きていきますと、何事もうまくいくことになるんです。

 

五井昌久 『 内なる自分を開く - 本心開発メソッド 』より抜粋

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